息子のチン騒動

今週の月曜日の朝。

 
起きてくるなりズボンとパンツを脱ぎ出す息子。
 
「どうしたの?」と聞くと、
 
「パンツ履いたらオチンチンが痛い」とのこと。
 
確かに日曜日に遊んでいたときも、トイレに行ったばかりなのに股を触っていたのが気になっていました。
 
見ると、少し腫れているようだったので、妻にかかりつけの小児科に連れて行ってもらいました。
 
病院では、男の子にはたまにある症状で、バイ菌が入って炎症(包皮炎)を起こしているとのことで塗り薬をもらいました。
 
明くる日、やっぱり痛いということで、また見てみると、昨日よりも腫れが増しているようでした。
 
すると、その日の夕方、さらに赤く腫れ上がり、膿が出てきたため、近くの泌尿器科に連れて行き、診てもらうことに。
 
そこでは、処方した薬を塗っても治らない場合は大学病院を紹介すると言われ、予想外の言葉に不安は高まります。
 
 
その日の夜。
 
私は後で妻から聞いたのですが、お風呂上がりに仰向けになった息子のオチンチンに妻が薬を塗っていたときのこと。
 
自分のおでこに手をあて、天を仰ぎながら息子が一言。
 
「あー、俺の人生終わった。」
 
 
6歳の子どもがどこでそんな言葉を覚えてくるのか不思議ですが、それを聞いた妻は薬を塗りながら笑いが止まらなかったそうです。
 
ただ、その薬がよく効いたようで、症状はすぐに改善し、2日ほどで腫れが引き、膿も出なくなりました。
 
 
そして今日。
 
朝、幼稚園に行く前の息子が、
 
「やっぱりまだオチンチンの先がかゆいから今日のプールはやめとく。」
と、毎週金曜日の幼稚園でのプール授業を休むと宣言。
 
確かに治ったとはいえ、プールでまた変なバイ菌が入ったらよくないと、私も妻も息子の賢明な選択に納得しました。
 
 
夜になり、私が仕事から帰って妻と話をしていると、おもむろに息子の今日のプールでの行動について話し始める妻。
 
…あれ、今日は休むって言ってなかったっけ、と朝の息子の賢明な言葉を思い出し、妻に聞いてみると、
 
「うん。休むって言ってたんだけど、幼稚園に行く寸前に、プール授業に全部出席したら縄跳びもらえるの思い出して、慌てて水着持って行ったんだよ。」
 
自分の人生が終わるほど大事なオチンチンより、あっさり縄跳びの方を選んだ息子。
 
やっぱりまだ6歳なんだね…。