池上さんぽ(その2)池上本門寺松濤園(一般公開)
その1からの続き。
浅野屋本舗を後にして、池上本門寺へ。
参道からの入口になる総門までたどり着くと、「期間限定 入場無料 松濤園 一般公開」という看板が目に入りました。
大田区のHPによると、
「松濤園」は日蓮宗の宗祖、日蓮聖人のご入滅の地として知られる池上本門寺・旧本坊の奥庭として、江戸初期に桂離宮の建築と造園で名高い小堀遠州(1579から1647)によって造られ、4千坪に広がる庭には遠州茶道の極意を具現し、渓流と池を回遊する名園として東京都史跡指定されている。
慶応4年(1868)4月、西郷隆盛と勝海舟がこの庭のあずまやで江戸城明け渡しに関する会見をしたと伝えられている。本門寺は当時新政府軍の本陣がおかれた所であった。
今年で10回目の開催となる一般公開は、毎回6千人から7千人の入場者がある程の人気。
という由緒ある庭園で、総門からは歩くと若干距離はありましたが、せっかくなので行ってみることにしました。
松濤園は、池上本門寺の大堂の北東にある朗峰会館の裏手にあり、朗峰会館の中に入口があります。
朗峰会館に入るとすぐ正面に一般公開用の受付が設置されていて、そこで住所(◯◯区だけ)と人数を記入して園内の地図とアンケートをもらい、中に入ります。
最近のデング熱流行に配慮してか、庭園入口に虫除けスプレーが用意されていました。
園内に一歩入ると、そこはまさに洗練された自然が織り成す日本庭園でした。
⬇︎庭園から見た朗峰会館
下世話な話ですが、これだけの庭園を日々管理するためには、相当な費用がかかっていると思われます。
逆に言えばそれだけ池上本門寺はこの庭園の維持に力を入れているということでもあり、ふだん非公開というのもそのためなんでしょうか。
(案内板だけ撮って肝心の碑を撮り忘れるという致命的ミスを犯しました…)
ただ、2人が会見をしたという四阿は今は無いそうです。
⬇︎会見の碑の近くにある浄庵
また園内の根庵で、この土日だけ特別にお茶席(500円)も設けられていたので妻が参加しました。
⬇︎中にいるママを覗く子どもたち
この日はカキ氷がピッタリなほど暑かったので、家に帰ると本当にヘトヘトになりました。
病み上がりにもかかわらず、成り行き任せの長時間の散歩に付き合わせてしまった妻には申し訳なかったです…。