涙の牛乳克服記
5歳の息子は極度の牛乳嫌いです。
完全母乳で育ったのに、今まで1度も飲んだことがありません。
小学校に入ったら給食は牛乳だし、弱気になったりするとすぐに泣いて「オエッ」と嗚咽をする癖があるので、早いうちに克服させようと牛乳を飲む訓練をさせることにしました。
最初はコップに1センチぐらい入れて飲ませようとしましたが、「オエしちゃうよ~」と弱気になりまったく飲む気なし。
私「牛乳飲まないとキョウリュウジャーと仮面ライダーウィザード観せないよ。それでもいいの?」
息子「うん」
私「もうずっと観れないんだよ。それでもいいの?」
息子「うん」
私「じゃあ、(キョウリュウジャーの)獣電池とか(仮面ライダーウィザードの)指輪とかも買わないよ。いいの?」
息子「うん」
私「キョウリュウジャーとウィザードが出る映画(スーパーヒーロー対戦Z)も観れないよ」
息子「いいよ」
いろんな角度から説得を続けるも、暖簾に腕押し、糠に釘、"It's like beating the air"状態。
やむなくハードルを下げて、ちっちゃい醤油皿にお皿の絵が透けて見えるぐらいの牛乳を入れて再挑戦させることにしました。
が、とにかく「ゴクッ」と飲み込むことが怖いようで、「飲めないよ~。なんで飲まなきゃいけないの~?」と泣き出し、夜20時過ぎで眠くなったのか、泣きながらあくびを連発する始末。
結局、「ペロッ」だけなら出来るという本人の申出を受けて、「ペロッ」となめるだけで訓練終了。。。
「明日はペロッ、ペロッて2回やる!」と意気込みを見せていたので今日は許すことにしました。
一方、「飲めない~」と泣きながら醤油皿を持って立っている兄の横で、娘は「牛乳飲む~!!」とコップになみなみと注がれた牛乳をゴクゴクッと飲み干し、「なんでこんなに少ないの~??」と兄の醤油皿を指差し不思議がっていました。
それにしても、牛乳が飲めないからといって大好きなキョウリュウジャーやウィザードをあっさり捨てる息子のドライさは、なんだかなぁ・・・という感じです。
しかも、こんなに牛乳で嫌な思いをしているにもかかわらず、先日紹介した絵本『ぎゅうにゅうがゆく』に出てくる牛乳嫌いのさとしちゃんのマネをしたり、「ぎゅうにゅうきらーい」のところで娘と一緒に爆笑したり。。。
どんだけポジティブなんだ。