Elton John & Ed Sheeran

以前の記事でも紹介しましたが、2月11日にWOWOWで生中継された第55回グラミー賞授賞式を観ました。

 

今回は、これまた以前の記事で紹介した私一押しのfun.が主要4部門にノミネートされていたので、fun.がどれだけ賞を獲れるかというところと、グラミーでは定番の豪華アーティストによるパフォーマンスに注目していました。

 

fun.は、結局Song of the Year(年間最優秀楽曲)とBest New Artist(最優秀新人賞)を授賞しました。

その他の2つの賞については、Record of the Year(年間最優秀レコード)をGotyeが、Album of the Year(年間最優秀アルバム)をMumford&Sonsがそれぞれ授賞しました。

 

個人的には、Album of the Yearもfun.のSome Nightsが獲るんじゃないかと思っていたので、少し残念でした。

 

パフォーマンスでは、Taylor Swiftの"We are never ever getting back together"はオープニングらしい豪華なステージでしたし、Maroon5のAdam LavineとAlicia Keysのコンビによるパフォーマンスも圧巻でした。

Maroon5の"Day Light"とAlicia Keysの"Girl on Fire"をミックスしてお互いの歌を歌い合っていたのですが、何よりもドラムを叩きながら歌うAlicia Keysの迫力はすごかったです。

 

あとは、ベタですが、Elton JohnとEd Sheeranというイギリス人同士のピアノとギターの弾き語りが良かったです。

Ed Sheeranの"The A Team"を歌うElton Johnなんてなかなか観られないですしね。

ただ、素人ながら、(年齢差によるものもあるかもしれませんが)Ed Sheeranと一緒に歌っているのと、Elton Johnの声が野太く感じられました。今までElton Johnの声にそんな印象を持ったことはなかったので、それだけEd Sheeranの声が繊細ということなのかもしれません。

 

でも、この"The A Team"という歌、そのカントリーチックな美しいメロディに似合わず、歌詞がかなり強烈なんです。

 

今年1月のアメリカの公共ラジオ局 National Public Radioでのインタビューでも、「この曲は自分が実際にホームレスシェルターで出会った一人の女性にインスピレーションを受けて作った"drug addiction"(薬物中毒)の話なのに、こんなに売れたことに驚いている」と語っています。

さらに、「この曲がラジオから流れてこなくなったら、この曲の奥にある意味を説明するよ。だって今本当の意味を言ったら、みんな聴かなくなっちゃうだろうからね。」とも言っています。

 

普通に歌詞の表面的な意味だけでも強烈ですが、さらに奥に隠された意味があるってことなんですかね。。。

 

とかく洋楽の場合、我々多くの日本人には歌詞が直で頭に入ってこないので、メロディの美しさにだまされて間違った曲のイメージを持ちがちで、この"The A Team"もまさにそんな曲の一つだと思います。

 

ちなみに、以前、友人の結婚式でJames Bluntの"You're Beautiful"がBGMとして使われていたことがありました。

おそらく某化粧品会社のCMでも使用された"You're beautiful. You're beautiful."というフレーズが「結婚式にぴったり!」と思ったのでしょうが、この曲も実は最後に"I will never be with you."と歌っているように決してハッピーな歌ではないので、結婚式にはふさわしくないんです。

 

まあ、選んだ本人たちも聴いている招待者もその歌詞の意味に気づかなければいいんですけどね。一応、洋楽をBGMに使う場合は注意が必要です。

 


Taylor Swift - We Are Never Ever Getting Back Together

 


Maroon 5 & Alicia Keys - Grammy Awards 2013 Daylight and Girl On Fire

 


Ed Sheeran & Elton John Duet "The A Team" Grammys 2013 Performance

 


You're BeautifuL - James BLunt (OfficiaL Music Video)