『土木展』に行ってきました
先週の土曜日に六本木にある「21_21 DESIGN SIGHT」で開催されている『土木展』に行ってきました。
この展覧会は、たまたまNHKの「日曜美術館」を観ていたときに、アートシーンのコーナーで紹介されていて、子どもと一緒に楽しめそうな感じだったので、子どもを誘って行ってみることにしました。
会場の「21_21 DESIGN SIGHT」は、東京ミッドタウンのガーデン内にあり、東京ミッドタウンの2Fから橋を渡って行くことができます。
ミッドタウンでショッピングをする妻とはここでお別れして、3人で展覧会に向かいました。
↓ミッドタウンの2F出口。ドアの向こうに見えるのが橋です。
橋を渡って、緑に囲まれた遊歩道を少し歩くと、右手に「21_21 DESIGN SIGHT」の建物が見えてきます。
ちなみにこの建物の設計をしたのは、あの安藤忠雄氏だそうです。
↓入口
入るとすぐに受付があり、ここで料金を払います。
大人1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料です。
受付と同じフロアにはショップがあり、土木展に関連するグッズなどを買うことができます。
展覧会の会場は地下1階です。
地下には外観からは想像がつかない空間が広がっていました。
この展覧会は、動画・音声の録音は禁止ですが、写真撮影は可能とのことでした。
↓細密画と実際の映像を重ね合わせた作品
「隅田川リバースケープ」ヤマガミユキヒロ(アーティスト)
↓砂の高低で色が変化する映像インスタレーション
「土木で遊ぶ:ダイダラの砂箱」、桐山孝司(東京藝術大学大学院映像研究科教授)と桒原寿行(東京藝術大学COI特任助手)
↓こちらは、等高線が映し出されます。
↓ダムの水を自分の足で溜める感覚が味わえる作品です。
「ためる」ヤックル株式会社(エンジニア集団)
水と一緒に「た」「め」「る」というひらがなも流れてきます。
子どもたちが夢中になってやってました。
↓マンホールに入る感覚を味わえる作品です。
「人孔(ひとあな)」 設計領域(土木・建築設計事務所)
↓会場の壁一面に投影されているアニメーション作品です。
「まもる:キミのためにボクがいる。」WOW(ビジュアルデザインスタジオ)
↓いろいろなダムカレーのサンプルコーナー
「ダムとカレーと私」出演:宮島 咲/映像:ドローイングアンドマニュアル/制作協力:柿木原政広
↓全長18,200mの山手トンネルを走り抜ける映像です。
日本で最も長い道路トンネルで、世界でも第2位なんだそうです。
「山手トンネル」ヤックル株式会社+八馬 智(千葉工業大学創造工学部デザイン科学科准教授)
私が特に感動したのが、この千苅ダムの写真。
圧倒的な迫力で言葉を失います。
「千苅ダム」西山芳一
こちらも同じ西山芳一氏の作品です。
まるで巨大な怪獣が迫ってくるかのようです。
↓渋谷駅の構造が透けて見える作品。
毎日通勤で利用していますが、いまだに一部しかわかりません。
「渋谷駅解体」田中智之(建築家)
そのほかに、工事の音をつなげて「ボレロ」を演奏した作品「土木オーケストラ」ドローイングアンドマニュアル(クリエイティブチーム)など、面白い展示がたくさんありました。
子どもたちも、作品の意図はわからないまでも体を使って作品を感じることができて、楽しかったようです。
最後にミュージアムショップに寄って、土木展オリジナルのマスキングテープ’(税込486円)を買って帰りました。